朝晩はひんやりしてきましたが、湯上がりの体はまだぽかぽか。
そんな季節の変わり目に、めぐみの食堂では秋の新メニューが始まりました。
今回は、新メニューに込めた思いと、畑で育つ「ローゼル」のお話。
それから、おうちですぐに試せるハーブのひと工夫もご紹介します。

さつまいも・れんこん・きのこをのせた、めぐみの食堂の秋のカレー
飛騨の野草と、役草だしが香る秋のパスタ
秋の新メニューのひとつが、飛騨の野草と「役草(やくそう)だし」を使った、きのこたっぷりのパスタが新登場。
フォークを近づけると、まずふわっと立ちのぼるのが出汁の香り。
洋風のパスタなのに、どこかほっとする和の余韻が残ります。
この役草だしは、飛騨古川の蕪水亭(ぶすいてい)さんが監修してつくられたもの。
飛騨の草木の香りがふわりと広がる、やさしい味わいのおだしです。
実は先日の「全国薬草フェスティバル in ひだ」では、私たちスタッフのお昼ごはんも蕪水亭さんの「からだ想いの飛騨役草箱弁当」でした。
役草ごはんに、メナモミのかき揚げと役草塩、くわ豆富、役草だしのとまと煮。
飛騨の薬草が、こんなにもやさしく料理になじむのか。
その驚きを、恵みの湯のお客さまにも味わっていただきたくて生まれた一皿です。

全国薬草フェスティバルでいただいた、蕪水亭さんの飛騨役草箱弁当

役草だし香る秋のパスタ
役草だしは、恵みの湯の売店でもお求めいただけます。おうちのお料理にもぜひ。
湯上がりには、ローゼルのソフトクリームを
お風呂あがりのお楽しみといえば、ソフトクリーム。
この秋のおすすめは、ローゼルのソフトクリームです。
ローゼルは、ハイビスカスティーの原料にもなるハーブ。
花のあとにふくらむ、ルビーのように赤いガクを使います。

ふっくらと色づいたローゼルの赤いガク
味をひとことで言うと、きゅっとした甘酸っぱさ。
梅やクランベリーを思わせるさわやかな酸味があって、火照った体にすっと心地よく広がります。

ローゼルのソフトクリーム
畑では、いまローゼルの収穫どき
このローゼル、じつは恵みの湯の畑で育てています。
今年は数種類のローゼルを育てていて、品種によって実の大きさや色合いが少しずつちがうんです。
収穫の時期は9月から10月ごろ。
ちょうど今、畑は赤いガクでにぎやかです。
そして意外と知られていないのが、ローゼルは葉っぱも食べられるということ。
若い葉にも酸味があって、サラダや天ぷらにするとおいしくいただけます。

食べられるローゼルの若い葉
恵みの湯では、ローゼル研究家の今井敦子さんをお迎えしたワークショップも開いてきました。
育てて、味わって、楽しみ尽くす。そんなローゼルの魅力を、食堂でも届けていきたいと思っています。

恵みの湯の畑で咲くローゼルの白い花と赤いガク
ハーブは「主役」ではなく、「引き立て役」
私が新メニューを考えるときに大切にしているのは、その季節の香りやハーブを使って「恵みの湯でしか食べられないもの」をつくることです。
いちばんうれしいのは、
「こんなの初めて食べた!」
「何を使ってるんだろう?」
と、ひと口めで驚いていただけたとき。
ハーブというと、少し特別なものに感じる方もいるかもしれません。
でも、いつもの料理にほんの少し加えるだけで、香りや味わいはぐっと変わります。
私はハーブを主役にするより、料理のおいしさを引き立てる存在として使うのが好きです。
「これとこれを合わせたらどうなるかな?」と、試しながら組み合わせを探していきます。
季節の食材とハーブを合わせて、「今の季節だからこそ食べたい」と思ってもらえる料理を。
そして食べ終わったあとに「家でもやってみようかな」と思ってもらえたら、もっとうれしいです。
おうちで5分、かんたんハーブバター
というわけで、ご家庭ですぐにできるハーブバターをご紹介します。
- やわらかくしたバターに、刻んだドライハーブを混ぜるだけ
- ハーブはローズマリー、タイム、パセリなど、スーパーで手に入りやすいものでOK
- レモンの皮を少し加えると、香りがさらに明るくなります
パンに塗るのはもちろん、焼いたじゃがいもや野菜、魚やお肉にのせてもおいしいですよ。
いつもの料理に少し加えて、季節の香りを楽しんでみてください。
お風呂のあとは、めぐみの食堂へ
ゆっくり湯船につかったあとは、秋のパスタで一息。
そしてしめくくりに、ローゼルのソフトクリーム。
そんな「湯上がりのフルコース」を、ぜひ恵みの湯で楽しんでください。
食堂のメニューは季節ごとに少しずつ変わります。この秋だけの味に、会いにきていただけたらうれしいです。
めぐみの食堂は、お食事だけのご利用もできます。お近くにお越しの際は、ランチやおやつにも気軽に立ち寄ってみてくださいね。
おうちのお風呂でも、飛騨の野草の香りを。
薬草フェスティバルでもご紹介した野草湯は、オンラインショップでもお求めいただけます。
この記事を書いたスタッフ 神野 直美
身体は食べ物からできている。
食いしん坊な健康オタクです。食べることって、ストレス発散にもなりますよね。
「楽しそう」「なんだろう」と思った瞬間の気持ちを大切に、小さな初めての体験と小さな変化を楽しんでいます。たまには大きな体験も。
いつまでも「心」も「身体」も元気でいたいと思います。
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